ロード中の画面とは、ゲームとかでよくある、Now Loading的なあれです。
FileMakerで作ったシステムやアプリなら、たくさんのデータを修正する処理とか、WEBページにアクセスしてWEB上のデータをとってくる処理とか、ちょっと時間がかかりそうなことをやるときに欲しいもの。
サンプルファイルがこちらです。
サンプルファイルがこちらです。
ロード処理(テスト)を押すと、ロード画面を見せつつ、
実はその裏でレコードを2000件作っています。
レコード作成の処理が終わったら、ロード画面を抜けて、元の画面に戻ります。
まずは、ロード時に表示するためだけに使う画面を作ります。
真っ白な背景に、WEBビューアを置きます。
WEBビューアというのは、FileMakerのファイルの中でインターネットのページを見るためのものですが、実はこれで画像を表示することができます。
塗りつぶしを無効にしているのでわかりにくいですが、「ロード中です......」の下にある物体が、WEBビューアです。
レイアウトモードでダブルクリックすると、Webアドレスのところに呪文が書いてあります。
この欄には本来Google MapなどのURLを入れますが、今回は「画像を表示するためのURL」を入れています。
今回はロード画面に動きを出したいので、表示するファイルはgifアニメーション素材です。
ただしgif素材を単純に貼り付けただけでは、びくとも動きませんので、このようなことをしています。
素材があれば、ロード画面に限らず、いろいろできそうですね。
次に、レコードを2000件作る擬似ロード処理を、スクリプトで作ります。
6行目以降が実際のロード処理。
ここをやっている最中は、先ほど作ったロード画面を表示させておく、というのがやりたいことです。
ですので、まず最初に「ロード画面に移動」します。
移動したら、「ウインドウの固定」、これが重要です。
「ウインドウの固定」は、文字通り、画面をそのままの状態にしておけ、ということです。
6行目以降でレイアウト切替がいくつかありますが、「ウインドウの固定」をしているので、見た目はロード画面のままになります。
「ウインドウの固定」は、スクリプトが終了すると解除されるので、24行目が終わると、Start、つまり元の画面に戻ります。
1行目のロード画面へ移動するところは、単純にレイアウト切替でもいいですが、今回は関連レコードとポータルを使って、ロード中の画像を選べるようにしてみました(遊び心)。
素材はこちらからお借りしました。→ HP・メール素材 カツのGIFアニメ 様